訪問で鍼灸やあん摩マッサージ指圧を提供している先生にとって、施術報告書の作成は避けて通れない業務です。医師の同意を得て療養費を請求する仕組みの中で、患者さんの状態や経過を定期的に報告することが求められています。ただ、この報告書作成、実際にやってみると想像以上に手間がかかります。

施術報告書はなぜ必要なのか

施術報告書は、同意した医師に対して施術の経過や患者さんの状態を伝えるための書類です。療養費の支給を続けるためには、医師が経過を把握し、施術の継続が必要だと判断できる材料が要ります。つまり報告書は形式的な書類ではなく、患者さんが安心して施術を続けられるための橋渡し役です。

とはいえ、担当患者さんが増えるほど、月に何枚も同じような報告書を書くことになり、内容が似通ってしまったり、逆に何を書けばいいか毎回悩んでしまったりする先生も多いのではないでしょうか。

作成負担が大きくなる理由

特に多いのが、日々の施術記録を簡単なメモ程度で済ませてしまい、いざ報告書を書く段階で「あの患者さん、先月どんな状態だったっけ」と思い出す作業から始まってしまうケースです。これでは時間がかかるのも当然です。

負担を減らすための考え方

報告書作成をラクにする一番の近道は、日々の経過メモを最初から報告書に使える形で残しておくことです。毎回の施術後に、痛みの程度、可動域の変化、日常動作の様子といった項目を短くてもいいので決まったフォーマットでメモしておくと、報告書作成時にそのまま転記や要約ができます。

今日やれる一手

次の訪問から、経過メモに「痛みの変化」「動作の変化」「本人の訴え」の3項目だけは必ず一言でも書く習慣を始めてみてください。この3つがあれば報告書の骨組みはほぼ埋まります。

手書きカルテのまま効率化する方法

紙のカルテを使っている先生にとって、経過メモをデジタルで整理し直すのは正直面倒に感じるかもしれません。ソクヨヤは手書きカルテをスマホで撮影するだけで、AIがその内容から報告書の下書きを整えるお手伝いをします。日々のメモをそのまま活かせるので、まとめ直す作業自体を減らせます。もちろん最終的な内容の確認と判断は先生自身が行います。

報告書は患者さんの状態を伝える大事な書類だからこそ、忙しい合間に急いで仕上げるのではなく、日頃の記録を積み重ねる形で無理なく作成できる仕組みを作っておくことが、結果的に先生自身の負担軽減につながります。