「LINE公式アカウントを作ったほうがいいのはわかっているけど、何をどう設定すればいいのかわからない」「作ってはみたものの、あいさつメッセージのまま止まっている」 整骨院の院長から、こうした相談をよくいただきます。
この記事では、整骨院がLINE公式アカウントをゼロから作り、予約が入ってくる状態まで仕上げる手順を、実際の設定順に沿ってまとめました。開設・基本設定・友だち追加の入口作り・あいさつメッセージ・リッチメニュー、そして整骨院ならではの使いどころまで一気に見ていきます。
LINE公式アカウントは無料で開設でき、作成そのものは30分ほど。ただし「作った」だけでは予約は増えません。友だち追加の入口・あいさつメッセージ・リッチメニュー・予約導線の4点を作り込んで、初めて患者さんの動きにつながります。
LINE公式アカウントとは何か
LINE公式アカウントは、店舗や事業者が患者さん・お客さんとLINE上でやり取りするためのビジネス向けアカウントです。ふだん友だちや家族と使う個人のLINEとは別物で、メッセージの一斉配信・自動応答・リッチメニュー(画面下部のボタン式メニュー)といった集客や連絡に役立つ機能が使えます。
整骨院にとっての価値はシンプルで、患者さんが毎日開くアプリの中に、院との連絡窓口を1つ持てることです。メールの開封率が伸び悩む一方、LINEのメッセージは目に留まりやすく、予約の入口としてもリピート促進の連絡手段としても現実的に機能します。
開設に費用はかかりません。配信するメッセージの数が増えると有料プランの検討が必要になりますが、料金体系は改定されることがあるため、最新の内容はLINE公式の案内で確認してください。まずは無料の範囲で作って運用を始めるのが、失敗の少ない入り方です。
開設の手順を順番に見ていく
ここからは、実際に触る順番でステップに分けて解説します。上から順にこなせば、作りかけで止まることはありません。
ステップ1 アカウントを作成する
LINE公式アカウントの管理画面(LINE Official Account Manager)から、メールアドレスまたは既存のLINEアカウントで登録し、院の情報を入力すれば作成できます。所要時間は30分ほどです。
作成時のポイントはアカウント名です。患者さんが検索や表示で迷わないよう、正式な院名で登録します。合わせて「認証済アカウント」の申請をしておくと、LINEアプリ内の検索結果に表示されやすくなり、青いバッジで信頼感も出ます。審査に数日かかることがあるので、開設したら早めに申請しておきましょう。
ステップ2 基本設定を整える
アカウントを作ったら、患者さんから見える「顔」の部分を整えます。空欄のままだと、せっかく友だち追加してもらっても院の雰囲気が伝わりません。次の項目を最初に埋めておきます。
- プロフィール画像:院のロゴか外観写真。個人アカウントと混同されないよう、はっきりわかるものを設定します。
- ステータスメッセージ・紹介文:院名・場所・何ができる窓口なのか(予約や問い合わせ)を短く記載します。
- 基本情報:住所・電話番号・診療時間・定休日・地図。患者さんがよく見る項目なので正確に入れます。
- 応答設定:手動のチャットで対応するのか、自動応答を使うのかをここで決めます。手が空かない時間帯が多い院は、自動応答を軸にする前提で考えておくと後がラクです。
ステップ3 友だち追加の入口を作る(QR・受付掲示)
ここがいちばん結果を左右するステップです。どれだけ中身を作り込んでも、友だち追加してもらえなければ誰にも届きません。院の管理画面から友だち追加用のQRコードとURLを発行し、患者さんの目に触れる場所すべてに置きます。
- 受付・会計カウンターにQRコードのPOPを立てる(「次回のご予約はこちらから」の一言を添える)
- 施術ベッドの近くや待合の掲示に貼る(施術後の会計を待つ間に登録してもらう)
- 診察券・領収書・名刺にQRコードを印刷する
- Googleビジネスプロフィールやホームページに友だち追加ボタンを設置する
コツは、会計時にスタッフから一声かけることです。「次回からLINEで予約や変更ができます」と伝えるだけで、登録率は大きく変わります。来院した患者さん全員に登録してもらうつもりで導線を敷いてください。
ステップ4 あいさつメッセージを設定する
あいさつメッセージは、友だち追加した瞬間に自動で届く最初のメッセージです。ここが空欄や初期設定のままだと、患者さんは「登録したけど、で?」となって離れてしまいます。次の要素を入れておきます。
- 登録のお礼と、院名の名乗り
- このアカウントで何ができるか(予約・変更・キャンセル・質問など)
- 予約したい人が次に押すボタンや案内(リッチメニューへの誘導)
- 返信できる時間帯の目安(施術中は返信が遅れる旨など)
長文にせず、最初の数行で「ここで予約ができる」と伝わることを最優先にします。
ステップ5 リッチメニューを作る
リッチメニューは、トーク画面の下部に固定表示されるボタン式のメニューです。患者さんが毎回ここを見るので、院の入口ページのような役割を果たします。整骨院なら、次のようなボタン構成が使いやすいです。
- 予約する / 予約を変更・キャンセルする
- 診療時間・アクセス
- 症状やメニューの相談
- 電話をかける
ボタンは詰め込みすぎず、患者さんが迷わない数に絞ります。とくに「予約する」は最も押される導線なので、押した先が3タップ以内で予約完了まで進む形にしておくと、年配の患者さんも途中で離脱しません。
①正式な院名でアカウント作成/②プロフィール・基本情報・応答設定を記入/③QRコードを受付・会計・掲示に配置/④あいさつメッセージで「ここで予約できる」を明示/⑤リッチメニューに予約導線を用意。この5つが埋まって、初めて「使えるLINE」になります。
整骨院での使いどころ
作り終えたら、日々の運用で何に使うのかをはっきりさせます。整骨院でとくに効くのは次の場面です。
予約・変更・キャンセルをLINEで完結させる
新規予約はもちろん、日時の変更やキャンセルもLINE上で受けられるようにすると、電話対応の手が大きく減ります。患者さんも「電話しづらい時間でも連絡できる」ため、キャンセルの連絡が入りやすくなり、無断キャンセルの下地が減ります。
前日リマインドで無断キャンセルを減らす
予約の前日に自動でリマインドを送ると、「うっかり忘れていた」タイプの無断キャンセルを防げます。手作業で送ると続かないため、自動で送れる仕組みにしておくのが前提です。文面は予約日時・院名・変更やキャンセルの導線を簡潔に入れておきます。
再来院フォローでリピートを促す
施術後、間隔が空いた患者さんへのフォロー連絡もLINEが向いています。「その後お体の調子はいかがですか」といった一声や、次回のおすすめ時期の案内は、リピート率に直結します。ここも一人ひとり手で送るのは現実的でないため、配信やステップ配信の仕組みを使って自動化します。
やりがちな失敗
失敗① 作っただけで案内していない。LINE公式アカウントがうまくいかない原因の大半はこれです。機能の問題ではなく、友だち追加の入口不足。QRコードを受付に1枚置くだけで満足せず、会計時の一声まで含めて導線にしてください。
失敗② あいさつメッセージや空メニューのまま放置。登録直後に何を押せばいいかわからない状態は、患者さんをその場で離してしまいます。最低限、あいさつメッセージと予約ボタンは初日に用意します。
失敗③ 手動返信が回らず放置される。チャット形式にしたのに、施術中で返信が翌日になると、患者さんは電話や他院に戻ってしまいます。手が回らないなら、自動応答や予約システムへの切り替えを検討するタイミングです。
失敗④ 予約が二重管理になっている。LINEの予約と電話・紙台帳の予約が別々だと、いずれダブルブッキングを起こします。予約は1つの台帳に集約する前提で組みます。
予約まで自動化するには
ここまでの手順は、院長がご自身でも進められます。ただ、あいさつメッセージ・リッチメニュー・予約システムの連携・前日リマインド・再来院フォローまで作り込み、手作業ゼロで回る状態にしようとすると、設定と運用の負担は一気に増えます。施術の合間に管理画面と向き合い続けるのは、現実的ではありません。
ソクヨヤは、この「作り込みと運用」を丸ごと引き受けるLINE予約の仕組みです。予約・変更・キャンセルの受付から前日リマインド、再来院フォローまでを自動で回し、先生の手作業はゼロを前提に設計しています。
そして整骨院向けサービスとして特徴的なのが、導入そのものがLINEの中で完結する点です。LINE公式アカウントの接続やリッチメニューの設定、予約導線の作り込みといった技術的な作業は、こちらで代行します。先生に管理画面の操作を覚えていただく必要はありません。「これから作る」院はもちろん、「作ったけれど活用できていない」院も、今ある状態からそのまま引き継いで整えられます。
まずはどんな導線が作れるのか、院の状況に合わせてご相談ください。LINEからの無料相談で、具体的な作り込みのイメージをそのままお見せします。
